幻と現のあいだ

現実見てないわけじゃない。だから夢も見ていたい。

Hey!Say! JUMPデビュー10周年おめでとうございます

 

 

2007年11月14日。

全員が平成生まれという字面からしてかなりフレッシュな、かついろんな意味で話題にあがりそうなグループがジャニーズ事務所からデビューした。みんなご存知Hey!Say!JUMPだ。

 

当時中学1年生だった私はデビューして間も無くこのグループを友人を介して知り、その前の年に“プリマダム”というドラマに出ていた中島裕翔くんの存在を確認してから一気にジャニヲタ界隈に引きずり込まれた。

「あのドラマに出ていた男の子、ジャニーズだったんだ!ってかデビュー??!?!最近したの?!!?!?なにそれ!!!!!!」

裕翔くんは自分より年下だと勘違いしていたくらい可愛らしい顔をした綺麗な男の子だって印象だったのに、まさかアイドルだったなんて。

その次の年の1月、両親に伝えた私の誕生日プレゼント希望はHey!Say!JUMPのデビューコンのDVDだった。初めて自分で買ったCDもHey!Say!JUMP。友達に教えてもらったアイドル誌を買って、数少ないTV番組を見て、茶の間だったけど確実にヲタク街道を歩いていた。

 

月日は過ぎて2009年の春、JUMPが初めて私の地元がある九州の福岡でコンサートをしてくれることになった。JUMPが初めて九州まで来てくれる、これは行くしかない!私は厳格な父に生まれて初めて必死にお願いし、泣きながらコンサートに行くことを了承してもらい、当時八乙女担だった友人とうちの母に連れて行ってもらってJUMPのコンサートに行った。

人生で初めてのコンサートだった。

目の前にいるのはTVや雑誌を通してしか確認できなかった人たち。よくわからなかった。

でも裕翔くんはいた。端から端まではしってた。笑顔を振りまいてた。

 

こんな夢のような話のあとで、高校受験を経て、私は少しヲタクから離れていた。当時のJUMPは現場の多さと反比例して圧倒的メディア露出の少なさ、CDリリースの少なさがあったと思う。地方にいる私にとって、JUMPと触れ合う機会が必然的に減ってしまう。デビュー当時はクラスで話題になっていたJUMPもその頃にはそこまで話に上がらず、どちらかといえば嵐の勢いがピークに達し継続していた時だった。だから私もその流れに飲まれ、嵐の大野くんを応援していた。

 

嵐の提供するエンターテイメントはJUMPのコンサートに入った時以上の圧倒感があった(あくまで個人的見解)。

JUMPは全てが初めてすぎてわけがわからなかったのに対し、嵐はキャリアに準じたパフォーマンス、演出の数々で、これがジャニーズか!って思わされた。もちろんコンサート自体が初めてでない、という精神的安定感も影響していたと思う。JUMPが悪いわけではなくて、これがキャリアの経過によるものだしグループの魅力をどう引き出すか、腕を磨いてグループとして成長していく過程だから、きっと自然なことだと思う。

 

当時は理解できていなかったけど、Ya-Ya-yahから薮宏太・八乙女光J.J.Expressから高木雄也・有岡大貴・伊野尾慧・中島裕翔・知念侑李・山田涼介・森本龍太郎が選抜され、そこに入所して1年ちょっとの岡本圭人で結成されたグループ、統一されたスペックもクオリティーの高さもこれから積み上げていかなければならない、そんな状況でたくさんの現場をしていっていて、グループとしてどう進むか、大変だったろうしとにかく大人の言う通りにやってたんだろうなって思う。森本くんのことも色々あって、どうなっちゃうんだろうって思ったこともまた事実。

Kis-My-Ft2やABC-Zはデビューまでが長かったけどそれまで積み上げたものがあったからこそグループとしての強さはあって、デビュー前にも熱烈なファンがいて。それとは対照的に、JUMPは様々なところから来た様々なファンがいて、なんなら7〜8割くらい山田担なんじゃ??!?!ってくらい山田くんのファンが多くて。それはそれでアイドルとしての形だったのかもしれない。でもなんとなく国民的アイドルとかアイドルの王道という名前とは違う気がして、身内でただ盛り上がっている、そんな印象だった。JUMPのことは大好きだけど、JUMPが好きっていうことに抵抗を感じてしまっていた。

 

 

しかしそんなこんなでJUMPは私が見ていないところで成長を遂げて、フォーメーションダンスを強みとするグループの魅力を持てるようになっていて、いつのまにかメディア露出が増えて、俗に言う伊野尾革命、有岡くん八乙女くんのヒルナンデス火曜レギュラー起用、裕翔くんのモデルや俳優業での活躍、知念くんの映画やドラマ、そして絶対エースの山田涼介の存在…高木くんや圭人くんや薮くんも含め、JUMPはいつのまにか好きと言っても抵抗感のないアイドルになっていった。久しぶりに入ったHey!Say!JUMPのコンサート、2012年のJUMPWORLDでは2009年のあの時と全く違って、それは彼らがいるだけではなく魅せるという技術を駆使したエンターテイメントが繰り広げられていた。

 

2013年の全国へJUMPツアーの時に聞いたJust For You(Hey!Say!7の楽曲)はあんなに幼かった4人がこんなにしっとり歌い上げることがだからなんて、と涙した思い出もある。

そしてs3art、JUMPingCARnival、DEARと、魅せ方をどんどん進化させていく彼らのコンサートはまさしくジャニーズ事務所のアイドルで、人々を魅了するエンターテイメントだった。

今年のアリーナツアーは残念ながら参戦できなかったが年末にある東京ドーム公演に足を運ぶため、かなり楽しみにしている。

 

 

高校の友達がキスマイが気になっていたはずなのにいつのまにかJUMPが気になって、と言い始めたり、大学の友達が中学生のときはクラスで話はあったけど自分はハマらなかったのにいつのまにか大学でJUMPを好きになって初めてのコンサートの一緒に入ったり、ジャニヲタでもなんでもなかった人がある日ジャニーズの世界に引き込まれるという不思議な現象がJUMPを介して始まっているということがJUMPのアイドルとしての集大成を表しているような気がしている。

 

 

私はHey!Say!JUMP、ちょこっとだけ嵐、Kis-My-Ft2、そして、今ジャニーズJrのSnow Manという変遷を経て10年ヲタクをしている。人生の半分に届きそうなくらいジャニヲタをしていて、ジャニヲタしているからこそ経験できることや喜び・楽しさの充電感、現実で辛いことがあっても忘れさせてくれ、そして問題と向き合わせて頑張ろう!と思わせてくれる存在のありがたさ、なにより出会えたヲタクの友人と何にも変えがたいひとときを提供してくれているアイドルの存在に助けられている。

人生変えてくれたといっても過言ではないと思うし、アイドルがいてくれるからこそ、困難な壁にぶつかったり、どうしようもないことで落ち込んだら、自分の価値のなさに悩んだりしても、人生投げ出したりせず、それなりにしっかりと歩むことができていると思う。あのとき裕翔くんを見つけなかったら、JUMPに興味を持たなかったら、コンサートに行かなかったら、私はどんな人生を歩んでいたんだろう。果たして自分の人生を全うすることができてたんだろうか、とさえ思ってしまう。

 

 

デビューした後に模索を続けたHey!Say!JUMPと、デビューするまでに苦節を要したKis-My-Ft2を渡り歩いたヲタクの経緯は、Hey!Say!JUMPと同世代であり、Jrグループとしてキャリアを積んでいるSnow Manを応援する上でもたくさんの視点に繋がっているし、なんなら阿部くんに出会えたのは回り回って裕翔くんのおかげだと思うと、やっぱり裕翔くんは特別な存在なんだなあって思う。

 

裕翔くんは見た目も抜群にタイプなわけだけど、コンサートで他のメンバーと比べて誰よりも高く飛んだり、手足の長さを弱点にしないダンスのグレードアップがあったり、JUMPで1,2を争うファンサマシーンだったり(私は干され続けているが気にしてない)、モデルや俳優といった自分の伸ばせる分野で活躍したり、ドラムやカメラ、その他たくさんの特技と趣味を持っていたり…そういう人間的豊かさみたいなところにもすごく惹かれるわけで、あの時裕翔くんに反応した中1の私はある意味正しかったんだと思ってる。

 

 

書いてること飛んでて支離滅裂なのは承知の上なんだが、要するに、Hey!Say!JUMPの10周年は私のヲタクとしての10年にめちゃめちゃ影響しているものであり、Hey!Say!JUMPというアイドルグループと中島裕翔くんにはとっても感謝していて、今日という日を迎えたことにとてもエモーショナルになってしまった、ということを伝えたかった。

 

 

 

Johnnys' ALL STARS IsLANDのやぶひかやっぱり見たかったなあ…そして中島裕翔の麗しのBad Girl(中島裕翔のソロ曲)を今の裕翔くんでフルでパフォーマンスしてくれる機会が来てくれることを祈ってます。

 

 

Hey!Say!JUMPがこの先ますます進化を遂げて、どんどん素敵さが増していきますように、そして、どんどん活躍の場を広げて、さらに上のアイドルになることを祈念しています。

 

改めてHey!Say!JUMP10周年、おめでとうございます!

前略、担降りすることになりました。

 

 

 

 

 

明けました、2017年。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

本当は昨年の総括をしようと思っていて。

 

初めて足を運んだジャニーズWESTのコンサート、

初めての帝国劇場、日生劇場

運良く行くことのできたTAKE FIVE2、

Kis-My-Ft2のツアーもHey!Say!JUMPのツアーも年末のドーム公演も、

どれも思い出深くて胸がいっぱいになる。

 

そんな現場の想起も、時間を取ってできたらいいなと持っているが、本日は皆さんに一つ、ご報告がある。

 

タイトルにもつけさせてもらっているのだが、

 

私、mimiは担降りすることになりました。

 

これまでKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔くんを担当としていたけど、

これからはSnowManの阿部亮平くんを担当させていただこうと思います。 

 

 

担降りってすることになる、というよりも自分がするものかもしれないけど、

私的にはこの表現がしっくりきていて。

担降りしてしまった、というハプニング要素と、

担降りする、という自らの意思の

ちょうど中間を表す表現になっているのではないかと思う。

 

 

 

もともと阿部くんのことはずっと気になっていたというか、SnowManで一番好きなのは阿部くんで、ルックスはもちろん、大学入試に向けてJrとしての活動をお休みしていたことがあったことも、そのあと復帰して現在まで活動が続いているところも、気象予報士の資格を3年かけて取得したことも、大学院への進学を決めて現役で大学院生をやっていることも、アイドルと自分の達成したい何かを両立して形にしている姿勢と努力が素晴らしいなと思っていて。

私自身がそれなりに大学受験シーズンに頑張ったり、大学生活をやってみてその楽しさも辛さも感じていたし、一時期大学院にストレートで進学するかどうか悩んでいた時期もあったから、なんだか大学の先輩を見ているかのような、謎の親近感と尊敬の念があったのかなとも思うけど。

 

2015年まではキスマイのバックについてくれていたSNOWDOMEの約束の時とかKis-My-Journeyのときとかにお目にかかれたくらいで、Jrに疎い私が見て「あれ、あれ阿部くんかな?」って確認できるくらいには認識しているけど、基本近くの他担より遠くの自担なタイプの人間なので(知ってる人は知っている)、まあ藤ヶ谷くんをひたすら追いかけていたわけだ。しかも私の大好きな藤ヶ谷ワールド全開のソロ曲のバックにはついていなくていつかみたいなと思った記憶がある。

でも、スノドの時に北山くんから「阿部も、あんた真面目なんだからさ」って突っ込まれてたり、Joueneyの時に北山くんソロで渡辺くんと一緒に解説してたり、「これ片してくるから。」ってクールにしゃべってたり、大喜利の時に迷彩使った衣装でキスマイメンバーの罰ゲームする役目をしていたり、そういう阿部くんいいなとはなんとなく感じていた。

 

 

時は経って、SnowManが再びキスマイのバックについてくれた2016年のツアーISCREAM。

残念ながら藤ヶ谷くんソロのバックにはまたしてもついていないけれど、あらゆる場面で活躍してくれる阿部くんやSnowManの姿にすごく感謝したくなった。

キスマイの7人が作り上げたエンターテイメントがこうして形になっているのはこうしてバックについてくれているJrのみんながいてこそだなって感じられたからだ。

 

個人的にはメガ☆ラブの時に、バックステージにいる藤ヶ谷くんが阿部くんと渡辺くんとポケ○ンGOごっこをしているのがもう可愛くて可愛くて…藤ヶ谷くんのお遊戯に付き合ってくれてありがとう(;;)って気持ちだった。(藤ヶ谷くん的にこの上から目線な表現は気に入らないかもしれないけど、きっと彼が狙ったあざとさが生んだファン心理なので大目に見てください。)

このツアーでSnowManはオリジナル曲ZIG ZAG LOVEを披露してくれた。

普段生で見ることがない華麗なアクロバットとアグレッシブなダンスに、すごいなと感心していたのだが、そこで私の中に違和感というか、今まで思っていたのとは違う案件が生じて。

“阿部くんって割とサイドで踊ってることが多いんだな。”

ってことに初めて気づいた。

阿部くんからしたら、うるさい、いちいち文章に書くな、って感じかもしれない。

ごめんなさい。

ただ私の中ではあまりにも意外で。多彩でハイスペックだと思っていた彼が

(実際にはハイスペックなことは明確すぎる事実)、

SnowManというグループの中ではセンターにいることは割合的に少ない。

このことにびっくりしたし、なんだか阿部くんってどんな人なんだろう、って気になった瞬間だった。

 

 

そんな私が9月、とうとうSnowManメインの現場に行く機会が生じた。

少年たち危機一髪!だった。

 

もともと玉森担の友人に誘われ、DREAMBOYSを観劇しようとしていた私は、同時期に日生劇場で行われていたJrメインの舞台にも行ってみたいなと思い、申し込むことにした。

ジャニーズエンターテイメントなるものが割と好きで、これまで見に行ったことのないジャニーズ内部の舞台に興味があったこと、昔キスマイも演じていた作品がどんなものか知りたかったこと、もともと舞台観賞そのものが好きだったことが影響している。

でも、きっと一番は阿部くんをメインに現場に行ってみたかったんだと思う。

 

舞台上で演じている阿部くんは最初はシリアスだったり険しい表情が多くて、役を一生懸命遂行している感じで。ギター弾いてる姿も初めて見て、何ならギター弾けるなんて聞いてないよ!!??!??!聞いてたとしても記憶にないよ!!??!?!?って思ったほどで、またもや意外な姿にびっくりさせられた。

 

そしてストーリーが進むとだんだん表情が明るくなって生き生きしてきて、それを見たときに、“阿部くんってこんな表情するんだ”って思わされた。すごくいい表情をしていた。

平たい言葉でしか言えないけど、すごく引き込まれたのを覚えている。

愛嬌があって、躍動感があるような、プラスな何かを感じさせるその表情は、舞台上でとても輝いていた。

“私こういうアイドルが好きなんだよな”って思わされた。

 

少年たちご覧になったことがある方はご存知だと思うのだが、少年たちには入浴するシーンがあって。すりガラスが胸部あたりから大腿部くらいまであって、実質裸体に見えるみたいな。ジャニーズ演出だ、みたいなやつ。

あの時、SnowManとSixTONESで雑談みたいに、リラックスした感じでおしゃべりするんだが、他のメンバーはラフな感じでしゃべってる中、阿部くんは参加しながらもずっと体洗ったり、お湯かけたりするアクト続けていて。確か隣の高地くんもしてたかなあ。細かいとこやり遂げちゃうんだな、これが彼の中でのルールなのかなと思わされて、そこもいいなと思った。彼のこだわりが見えた気がした。

 

他にも、桶ダンスの時に桶落として他のメンバーにサッカーボールみたいに桶蹴飛ばされ続けてなかなか拾えなくて慌てていた姿だったり、HiHiJetがパフォーマンスしているシーンで、一緒に振付やり続けていたり、これが阿部くんらしさなのかな、と思わせてくれるところをたくさん見ることができた。

 

何より忘れられなかったのはECのときに三方礼をする姿。客席をまっすぐに見つめるあの強い眼差し、そんなわけないのは承知の上だけど、例えるならまるで自分が見つめられているようで、すごく真摯でまっすぐな視線のように感じられて、ひたむきな感じがした。

 

 

私はなんとなく、阿部くんはハイスペック人間で、頭脳明晰で、だからどっかで、クールすぎてるんじゃないか、気取っているんじゃないか、という思い込みがあったんじゃないかと思う。そんな人物に、グループの中ではサイドの立ち位置が多いことや、実際には本当に多彩な表情を見せてくれて、人間味ある彼らしさがあふれた一挙一動があることを知ってしまって、少年たちを見てから、阿部くんのことますます気になって、気になって気になって気になっていた。

それまでひたすら録画していただけで見ていなかったザ・少年倶楽部を見るようになって、SnowManを応援している有名なアカウントの方やSnowManの情報をツイートしているアカウントをフォローしたり、

私の中で確実に変化が起こっていた。

 

 

 

 

顔がかっこいいから、整っているからというだけではないアイドル要素(歌やダンス、演出といったパフォーマンス能力、その人らしさを感じられる人間味のある言動・表情・苦手分野とそれに挑戦する姿、ひたむきに頑張っている姿勢の表れなど)を魅せてくれるから。

藤ヶ谷くん29歳のお誕生日おめでとうございました。〜私が貴方を担当とした経過と理由〜 - 幻と現のあいだ

 

 

 

これは私がはてなブログをはじめて最初のエントリーに書いた、私がなぜジャニーズのアイドルが好きで、応援しているのか、文章にした、いうならヲタクとしての信念的なものなんだが…

 

 

阿部くんはまさにこれだった。

 

 

そんなこんなで阿部くんのことで日々頭がいっぱいになっていく一方で、藤ヶ谷くんの存在は依然として私の中にはあって。

それまでは藤ヶ谷くんほど心を奪われたジャニーズアイドルはいなくて、現場が少なかったり、思ったようなパフォーマンス見せてくれないなと思ったり、ファンのことどう思ってるんだろって不信感が生じたりして、もうそろそろ降りるときかな、でも降りる先ないな、ってことはヲタク辞められるのかな、って思ったこと幾度となくあったけど、結局降りられなくて。

コンサートや舞台で見る藤ヶ谷くんの姿の節々から、大好きな藤ヶ谷くんの要素があふれ出してるから、“あーやっぱ好きだあああああああああああああああ好きですうううううううううう”って感情湧き上がって、ここまで来た。

本当に冷めたと思っても戻されてたあの藤ヶ谷くんの引力を考えたら、私は果たして誰担でいるのが一番いいんだろう…ヲタクとしてこれからも生き生きできるんだろう…と心にわだかまりが生まれて、悶々としていて。

 

 

そんなときに知った舞台。

JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND

 

まさかの、現自担と未来の自担候補が同じ舞台に立つタイミングがきた。

しかも帝国劇場。

行くしかなかった。

同じ舞台に立つ二人を見た自分の心に素直になろう、

そう思った。

 

 

今回の舞台で活躍する場面が多いSnowManは本当にありとあらゆる場面に出てきてくれて、目が離せないとはこのことだった。アクロバットも数知れず、太鼓も、ダンクシーンも、とにかく体を酷使する重労働と言っても過言ではないステージで、阿部くんは私が観劇した当日も、次の日も、昼夜2部公演をやり遂げなければならないのに、それを感じさせないほどしゃかりきにキレキレで舞台に立っていて、私が清々しいい気持ちになるほどだった。恋ダンスをここぞとばかりに取り入れているところも、岩本くんとの連携のダンクシュートを決めて、岩本くんがハイタッチしようと手を出しているのに阿部くんが気付くの遅くなって、岩本くんにおいーって肩押されたりしながらわちゃわちゃしてるところも(伝わって)、タイタニックケルト民謡っぽい音楽に合わせて軽やかにダンスするところも、とにかく魅力いっぱいで。

 

第二幕にジャニーズWESTがゲストで来てくれてバックしているときも、周りはフリーダンスっぽいのに阿部くんはええじゃないかのフリ忠実にこなしてたりして、私が少年たちの時に見た阿部くんの遂行するこだわりがなんかまた感じられて(勝手に感じてるだけだけど)、とにかく阿部くんが全開で、たくさん楽しむことができた。

 

そして見せてくれた藤ヶ谷くんのソロ曲 Breaking The Down

 

すでにTwitter等で藤ヶ谷くんのソロに阿部くんがつくことは知っていて、その時を今か今かと待っていて。

藤ヶ谷くんの隣で踊っていた阿部くん。私の好きな藤ヶ谷ワールドでその世界観のままに踊る阿部くん…普段は見せることがない大人な表情と妖艶な雰囲気があって、なんかもう心がそわそわしすぎて覚えていないレベルだけど、至極だった。

阿部くんがメインの真横で踊っていることもとても嬉しかったし、

大好きなもの同士が融合しあっていたあの空間、もったいなさ過ぎて、あの時間に帰ることができるなら帰りたいし、タイムリープさせてほしい。

 

ソロ曲をやっている張本人はまた素敵で。皆さん言ってるけど最近の自己プロデュースの中で群を抜いていた気がする。

 

階段のセットにたたずむ藤ヶ谷くん、椅子を使ってパフォーマンスする藤ヶ谷くん、豪華なJrのメンバーを従えてダンスする藤ヶ谷くん…

久しぶりに藤ヶ谷ワールド全身で感じられた。

衣装も、すごく藤ヶ谷くんらしくて。

本人の黒いスパンコールのジャケットを身にまとった姿はもちろん、バックのJrが全員、赤いジャケットに黒のインナーとパンツとシューズで…世界の統一感がすごかった。

玉森くんのソロのDingaは玉森くんもJrもモノトーンだったけど、衣装の形そのものは各々自由な組み合わせだったから、余計その世界観の対比が美しくて。

 

 

藤ヶ谷くんが出ているジャニーズの内部舞台を見ることは初めてで、すごく胸が高まっていたのだが、彼はジャニーズエンターテイメントの渦中に確実にいた。

劇中のほとんどをジャニーズ独特の純白の衣装を身にまとった彼は、他の共演者と一緒に同じ振付をしていて、存在感を放っていると同時に溶け込んでいた。ショーの一部分だった。なんだかそれが嬉しかった。

ジャニーズの一員として機能しているというか、存在しているというか、ジャニーズしてる藤ヶ谷くんの姿に、感無量だった。

 

正直出演時間短くて物足りなさもあったし、せっかく生でお芝居しているところを見ることができる貴重な機会なのに、もったいないなあなんて感情がなかったわけもないが、それでも帝劇に立ってる藤ヶ谷くん、とても貴重で、ありがたかった。

 

 

 

私の本当に貴重で、儚い時間になったJAIは幕を閉じた。

 

充実感でいっぱいだった私の中で出した結論はひとつ。

 

“もっといろんな阿部くんを見たい”

 

これだった。

 

 

 

藤ヶ谷くんのこと、嫌いになるなんて考えられなくて、今回舞台に立っている姿を見て、改めてその魅力を再認識した。藤ヶ谷くんに誘われて見せてもらった数々の世界は本当に麗しくて、儚いもので、大好きなことは一生変わりないと思ってる。

その一方で、そのプロデュースの中にいた阿部くんが本当に素敵だったと思ったし、ステージ上にいる阿部くんは今後どんな世界を見せてくれるんだろう、という未知なるもの見たさがあって。

 

藤ヶ谷くんにはある意味、絶大な信頼感というか、この人なら間違いない、って思いがあるのかもしれない。

 

だから、今は阿部くんがどんなアイドルとしての集大成を成し遂げるか、

阿部くんの思うアイドルがどこにたどり着くのか、見守りたいなと思ったのかなあ。

 

 

 

何って藤ヶ谷くんが自分のソロ曲について、「ライブでやっているような感じとは違う攻め方をしようっていうのがまずひとつと、出てくれてるジャニーズJrをかっこよく見せる」1ってコメントしてて。

本当にその通りだった。最高のエンターテイメントだった。

後輩たちをしっかりプロデュースしてくれるなんてさすがすぎる。

こんなコメントされると、もしかしたら阿部くんのところに誘ってくれたのも藤ヶ谷くんなのかな、なんて思ったり。

とにかく、今は、ジャニーズアイドルの魅力の再認識や私の中での自担とはという定義のようなものを作り上げてくれた藤ヶ谷くんには感謝の気持ちでいっぱいなのと、今後の阿部くんのアイドルとしての姿への期待で胸がいっぱいである。

 

 

こんな感じで、まだまだ痛さが目立つジャニヲタですが、一歩、違う世界の扉開いてみることにする。

 

藤ヶ谷くんやKis-My-Ft2を通して出会えたたくさんのご縁は本当にかけがえのないもので。

こんな私でよければ引き続き仲良くしていただきたいと思っております。

そしてこれからも素敵な出会いがあることを楽しみにしてます。

ど新規の不束者ですが、何卒よろしくお願いします。

 

 

 

1)2016/12/05放送めざましテレビのコメントより

 

 

ファンであること:夏ニ何ヲ思ウノ

 この先も輝く未来を創りたい

 

 

 

キスマイが輝ける夢のステージをみんなで創りましょう!  

BLOG | Kis-My-Ft2 Official Website

 avexのスタッフさんが書いてくれたこの言葉。今ならまた違う視点から考えられる。

 

この夏、自分たちの魅力を伝えるために奮闘してくれたKis-My-Ft2の7人。

セトリを知って、デビュー前の曲が少ないかもって思ったし、アルバムを初めて聞いた時も、特別な感覚はそこまでなくて。

ただ、藤ヶ谷くんとキスマイが好きだからコンサートに行った感じがあった。

でも、コンサートに行って感じたキスマイのかっこよさ、可愛さ。

感情がひたすらに波を打って苦しいほどだった。

 

甘いだけの男じゃ、物足りない


だから少し刺激的


「I SCREAM」


僕らは、愛を叫び続ける。

BLOG | Kis-My-Ft2 Official Website

 

「甘いだけの男じゃ、物足りない」「だから少し刺激的」 

本当にそこが好きだなって思えた。

 

Kis-My-Ft2のデビュー前ってギラギラしてて、自分たちの道だけ見ている感じで。

今だからそんな俺らについてこいよ感がすごく魅力的で、失ってほしくないところなんだけど。

でも、一般受けはよくないし、キスマイを知った当時の私は彼らがデビューするのって難しいように感じてた。デビューするとなると、当たり前な話、いろんな世代、いろんな層から知ってもらうことや興味・関心をもってもらうこと、好印象を与えられることが必要条件になってくるから。

 

それでも、実際にデビューが決まって、世の中に正式に売り出し始めた彼らは、爽やかさを持ったアイドルになってた。下積みが長かったから、もともとのスキルの高さもある。メディア露出の多さや深夜番組でアイドルの域を超えたような過酷な企画にも挑戦したり、先輩のバーターがあったりして、世間に知ってもらえる機会が確実に多い。楽曲も、これまでのテイストとは違って、さすが大手のレーベル、ジャニーズのそれとはまた違う売り方ができる。私がもともと応援していた某世代を跳ねているグループとは違う境遇があった。だからすごく恵まれていると思った。

 

昔から応援している方々からしたら、変貌を遂げていったような感覚があって、昔が好きだったのに何で、って思う気持ちあるだろうし、私自身、昔の少クラとか掘り起こしてみると、ああ、この時の鋭い目線とか、激しい感じとか、とがった感じとか、懐かしくて、かっこよくて、胸がキュンと締め付けられるような感覚あるくらいだから。デビュー後からしか担当していない私でさえもそうだから。

 

一方で、デビューからの爽やかさとか、楽曲のキャッチ-さとか、アイドルとして必要な要素も私はとても好きなのは事実。だって美男子ですねの柊さんが本当に好きだから。あれ見て、「キスマイ、変わったんだな。腹くくったんだな。」そう思えた。

デビューという節目で様々な決意をした7人の思いをすべて知ることはできないんだけど、やっとつかめた一つの到達点、重く受け止めただろうなって考えてしまう。

 

これまで、まあいろんな形態で売ってみるわ、ファンイベントが何とやら、ブルーレイ出しちゃいますやら、ただの金蔓扱いが露骨すぎて苦笑いしちゃう時期もあったし、格差ってなんだろって時期もあったし、何度もキスマイ不振に陥った時期はあったけど、結局会いに行くと彼らは最高だなって思わせてくれて。だからここまでずるずる来てしまった。でもそれは結果的に元気をもらえたり、幸せだと思わせてくれたりしてくれて、私の人生にはプラスに働いているなって思える。

 

ツアーが終わって、Sha la la☆Summer Timeのプロモーションがあって、今回出演したMステ。やってくれたのはアイノビート、Fire Beat、そしてSha la la☆Summer time。

デビュー後のガシガシ踊れる楽曲と、デビュー前のみんなが思い入れある楽曲での「刺激」と、爽やかなポップチューンによる「甘さ」、見事に体現しているなって思った。今回はアルバム・ライブ・シングルの3部作っていうのをうたっているけど、Mステはなんだかその延長線上にあるように思えて仕方がなくて。

今回のツアーの黒を基調としたあの衣装を身にまとって最初の2曲をしてくれたことで、かっこよくて、妖艶さ溢れていて、そうそう、私こういうキスマイ好きだったの!っていうのと、Sha la la☆Summer Timeでのギャップが、なんとも言えなくて。

7人が私たちに伝えたかった、Kis-My-Ft2ってこれなのかな、ISCREAMってこれなのかな、って私は考えてる。

わざわざツアーのセトリに入れ込んだのも、今なら納得できる。

 

デビュー前のギラギラしてて、獲物を捕らえるような彼らも、デビュー後のさわやかアイドルしている彼ら、どちらもKis-My-Ft2で、どちらも本当に魅力的。どちらも今のキスマイの構成要素だから、どちらも持ち続けてほしい。今だからそれを融合して、一味もふた味も違うアイドルグループとしてあり続けてほしい。

1ファンとして、そんな感情が生じている。

 

 

Kis-My-Ft2はデビュー後、本当に恵まれていて、甘やかされているという表現さえもしてしまいそうな好待遇だったと思う。なんだか地に足がつかないまま、ドームでコンサートまでするようになって、喜ばしいことだけど、何かが追い付いていない感覚もあって。それは7人も、ファンの多くも気づいていること。今まで浮いてきそうで浮いてこなかった壁に直面した案件の一つが、オリコン等のウィークリーチャートの件なんだと思う。これも、何とか1位を取って事務所やレーベルでの扱いを維持して、これからもパフォーマンスを届けてほしい、アイドルとして続けてほしい、という気持ちも、応援の仕方は人それぞれだし、無理して買うのはおかしい、今の実力を受け止めて、這い上がってくるべきだ、という気持ちも、どちらも嘘偽りないものであって、どっちが正しいとか間違っているとかじゃない。そういう意味では今回の行く末を冷静に受け止めたいなと思ってる。

 

ただ、実感したのは、今までCDやDVDをリリースしたり、コンサートをしてくれたり、それをメディアに取り上げてもらったりして、Kis-My-Ft2が人気アイドルグループであるとされていたこと、それが叶っている環境は決して当たり前じゃないんだなあ、ということ。そして、私が藤ヶ谷くんやキスマイの7人に元気をもらって、日々の生活にハリが出ていることは恵まれていること。

 

アイドル好きって要は感情が伴っていて、人間の感情は揺れ動いていくもの。いろんな因子に影響を受けやすいと思うし、本当に人それぞれだから、私もいつか藤ヶ谷くんを、Kis-My-Ft2を、ジャニーズアイドルを応援するってことをやめる時期が来るかもしれない。でもそれまでは、彼らの笑顔が見たいし、彼らのパフォーマンス・エンターテイメントを見ていたいから、独りよがりにならないようにいろんな情報から判断して、ファンとして適切に生きていきたい。

 

 

 

自分でも今回のエントリーは本当に自分よがりで、自己満足だなって思ってるんだけどね、キスマイやっぱり好きで、この思い、表出しとかないと後悔しそうだった。いろんな意味で今ジャニーズアイドルって難しいなって思うと余計。

つまらないものネットにあげてごめんなさい。Wordで書くのも味気なくて。

お話聴いてくれてありがとうございます。

 

 

藤ヶ谷くん29歳のお誕生日おめでとうございました。〜私が貴方を担当とした経過と理由〜

2016年6月25日。この日はジャニーズ事務所所属、アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーである藤ヶ谷太輔くんの29回目のお誕生日であった。めでたい。どうか、29歳、20代最後の1年間、がむしゃらに駆け抜けて欲しいし、自身の興味あること、関心の深いことを極めて欲しい。自分のアイドル道を切り拓いていって欲しいと、強く強く願っている。

Kis-My-Ft2のメンバーの中で、北山宏光くん、横尾渉くんが30歳を迎えており、自分が思っているよりもすんなり受け入れられているように感じているが、自担の30歳の瞬間はいったいどんな感覚なのか、想像がつかなくてふわふわした感覚になる。きっと、30代男性としての色気がプラスされて、妖艶さが増してることは確かだと思う。

 

今日は、藤ヶ谷くんが30歳になる前の心の準備第一弾として、藤ヶ谷くんを担当とした経緯や、藤ヶ谷くんについてどう考えているのか、自己満足の範囲だが書き記しておこうと思う。

 

 

私が藤ヶ谷くんの存在を知ったのは中学1年生の頃である。当時はいわゆるジャニヲタ街道を歩み始めたばかりで、Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんを担当としていて間もない頃であった。某放送局のジャニーズJr.の番組を拝見するようになり、そこでKis-My-Ft2を初めて見た。

「なにこの人たち、チャラいな…よくわからん…でも藤ヶ谷って人はなんかいいかも。」

これが私の正直な感想である。当時はまだ私自身が若すぎて、見た目やぱっと見での判断が今にも増して浅はかであったし、割と真面目な中学校生活を送っていたため、チャラチャラした感じはまあ苦手だった。

何より、私の好きな顔の系統は中島裕翔裕翔くんをはじめ、ABC-Zの戸塚祥太くん、NEWSの加藤シゲアキくん、SnowManの阿部亮平くん、といった割と目元ぱっちりで色が白目、どちらかといえば濃いめの王道イケメンであるはずだった(表現に関しては大目に見ていただきたい)。

藤ヶ谷くんは私の好きなタイプとは異なっていた。それなのに、どうして藤ヶ谷くんがキスマイの中では一番いい、と思ったかわからない。今でも本当に不思議だ。

 

それからは、たまに番組を見て、藤ヶ谷くんを見ることがあった。そしてなんだかかっこいいような気がした。そんな私は、なんと、初めて行ったジャニーズショップで中島裕翔くんやHey!Say!JUMP以外に藤ヶ谷くんのソロ写真も買ってしまった。今でもよっぽどのことがないと(例えば去年の滝沢歌舞伎シンガポール公演の時の男を感じさせる北山くんの写真を見て衝撃が走ったときは例外、って他のアイドル買うこと結局あるんかい…ノリツッコミ…)、担当以外の写真はほとんど買わないこのどケチかつ盲目な私が、藤ヶ谷くんのフォトを買ったのは奇跡に近いことだ。

 

中学3年の冬、キスマイが地元にやってきた。ホール会場でのコンサートだった。 私はチケットの入手こそままならなかったが、当時八乙女光くんを担当していた友達とグッズだけでも買いたくて足を運んだ。結局会場の中でしかグッズを買うことができず、泣く泣く会場の外にいる様々なコスチュームのお姉さんたちをすごいなあという眼差しで見つめていた。(なんとなくこの光景お分かりいただけると信じている)

 

そんなこんなで私は高校生となり、なんとなくHey!Say!JUMPから心が離れ、嵐のコンサートに足を運んでそのエンターテイメント性にびっくりさせられていた頃、キスマイのデビューが決定した。びっくりした。とうとうこの時が来たんだな、すごいな、7人よく耐えたな、という思いが発生した。そして藤ヶ谷くんは前髪を切った。短髪にした。ますます衝撃だった。一般ウケは確実にいいだろうし、私自身も胸のときめきを感じた。前髪藤ヶ谷くんもいいけど、美男ですねのときのビジュアルもまたかなりの好みだった。藤ヶ谷くんすごいじゃん、やるじゃん、かっこいいじゃんってなった。ゴリゴリのエ○ベサウンドであるEverybodyGoを聴き、デビューするってこういうことなのか、って思った。なんとなく、7人がデビューに向けて体制を整えているように感じた。

 

だんだんキスマイが気になり始め、高校3年生となった。ある日、同じようにキスマイが気になり始めた友達が現れた。彼女はもともとバンドが好きなサブカル系女子だった。ジャニーズとは縁もゆかりもないタイプ。それなのにある時、告げられた。

「ねえ、最近キスマイ好きなんだよね」

え?今なんて?なんて言ったの?

私は動揺したと同時にキスマイへの想いに一気に拍車をかけた。受験生なのにキスマイの出ている番組をチェックしていた。当時は単発番組だったキスブサを見て高まった。

 

その友達が買っていたKis-My-MintツアーのDVDを見た時、私にはまるで電気が走ったかのような感覚があった。藤ヶ谷くんのソロ、Lovemeee。彼はテディベアを抱っこし、被っているハットを取ったり、また被ったり、ベッドの上に横たわって、ベッドごと宙に浮いたり、今考えるとなんで?どうして?何があってるの?と困惑と理解不能感が生じてもおかしくなかったと思う。でも、当時の私はこうとしか思えなかった。

「この人、すごい。」と。

別に舞台演出の勉強なんてしたことないし、歌もダンスも素人だからなにがすごいって的確に捉えてるわけではない。でも、あのソロ曲の中で藤ヶ谷くんは藤ヶ谷くんそのものであり、自分自身を最大限に発揮し、心を鷲掴みにしていった感覚があった。そのパフォーマンスひとつひとつがキラキラしていて、胸がいっぱいになって、あ、私この人が好きだ、って思った。その時、私はすでに藤ヶ谷担だった。

 

そんなこんなで大学受験を終え、大学1年の夏、初めて藤ヶ谷くんに会えた。Goodいくぜ!の福岡公演。藤ヶ谷くんは本当に顎がシャープでなんとも言えない華奢なお身体で、表情一つ一つが全部愛おしくて、最初から最後まで目が離せなかった。

私はこれまで遠くの自担より近くの他担方針でジャニーズのコンサートを見てきた。それが私の中で自然であって、当初から当たり前であった。でもそれを藤ヶ谷くんは自然と、かつ、必然的に私の習慣を変えた。そしてソロ曲であるxLunaSxはとても麗しく、繊細であって瞬いていた。私は息ができなかった。いや、そりゃ、息してなかったら今生きてないしこうしてジャニヲタやってないけど、でも本当に息できないくらいだったんだ。タキシードとウェディングドレスをマリアージュした衣装も、流れるような、でも点も感じさせるようなダンスも、バックについてるJrとの一体感も、楽曲そのものも、全てが私の全身を震えさせた。

 

 

藤ヶ谷くんの表現する世界にはいわゆる癖があるのかなあと思う。それがドンピシャに当てはまる人、苦手に思ってしまう人、別れてしまうんじゃないかな?と。なんだろう、パクチーとか、青カビのチーズとか、そういう感じ?こんなこと言ったら私は藤ヶ谷くんに嫌われるのではないか、という不安もあるが、私は藤ヶ谷くんの創造するパフォーマンス、世界観にそれを感じている。でも、私は好きなんだ、それが。どんどん魅せて欲しいって強く願ってる。ひたすらに溺れさせて欲しいとさえ思う。藤ヶ谷くんのあの世界観をいつまでも見ていたいのはもちろんだが、こちらの予想の範疇を超えて、藤ヶ谷太輔ってこういう魅力も兼ね備えてます、っていうのを常に提供していただけたら幸い。万人受けするわけじゃないけど、彼がするからこそ成り立ってる。そしてそれが本当に好き。素晴らしいです藤ヶ谷さん。尊敬します。あなたの大きな強みのひとつだと私は考えているのだ。

 

藤ヶ谷くんの魅力なんて言語での表現に限界があると思うし、大好きだと思う点なんてありすぎて困っていて、心臓がいくつあっても足りないくらいキュンとしたり、切なくなったり、満たされすぎてよくわからなくなったりするが、強いて書きあらわすとしたら、例えばこういうことなのではないだろうか。

 

・高温で伸びる歌声とラジオ等々で聴ける低いウィスパーボイスといった声

・突如として現れる溢れんばかりの可愛い笑顔、大きくリアクションをとって大笑いする姿、そして笑うときに動く喉仏・見ているとうっとりしすぎてもはや噛みつきたくなってしまう鼻
・番組やコンサートで見られる男を感じさせ、連れ去ってほしい、と切に願わせてしまう、強い眼差し、目線、光線

・上品で美しいご飯の食べ方とその時についつい食べ物をお迎えしちゃう舌遣い

・芸術的すぎるくらいくっきりしてる鎖骨
・女性らしい本当に美しい隠しきれない体の曲線美・自身がわがまま姫だからこそ脳内に構築されている思考回路により繰り広げられるジェントルマン精神とその行動
・一般人が考えてたら変人かもしれないものの、彼だからこそファンに受け止められている魅惑的な独自の世界観とその遂行能力

・流動的で首の傾きや指の先、ステップの優雅さが生かされているダン
・どっからそんなに生産されてるかわからないけど確かに存在するフェロモン

・努力や鍛錬を惜しまないこと、そしてそれをファンに押し付けがましく示さない流儀

 

他にもたくさんあると思う。ヲタク、ファンの数だけ、彼についての捉え方があると思う。十人十色、百人百色、つまりは1ヲタク1捉え方なわけだ。でも、とりあえず今頑張って書くと私は上記のようになった。ただの自己満足であることはご了承いただきたい。

 

 

私は藤ヶ谷くんを担当するようになってから、ジャニーズアイドルの魅力や、ジャニーズアイドルに求めることが少し変わった、というか確立したように思っている。ジャニヲタになりたての中学生の時、中島裕翔くんを自担として応援してた時も、高校生の初め頃に嵐さんのエンターテイメントに影響を受け、特に大野智くんを応援してた時も、この人のこと大好きだと思っていて、担当していたけど、ただかっこいい、という感情が特に発生していただけで、そう好きなのか、なぜ惹かれたのか、言語化するには至っていなかった。

そんな私が今、自担や好きなアイドルを応援し続けたい理由となっているところを、今日本語でざっと言うとこんな感じだと思う。

 

顔がかっこいいから、整っているからというだけではないアイドル要素(歌やダンス、演出といったパフォーマンス能力、その人らしさを感じられる人間味のある言動・表情・苦手分野とそれに挑戦する姿、ひたむきに頑張っている姿勢の表れなど)を魅せてくれるから。

 

私はこれを見たくて、感じたくて、ジャニーズアイドルの出演する番組を見たり、雑誌等のインタビューを読んだり、現場に足を運びたい。それが至福の時であり、エネルギーの源であり、人生の娯楽になっている。生活の質(Quality Of Life:QOL)の向上に大きく関わっているのだ。だから、今日もヲタクでいる。藤ヶ谷くんを担当させてもらっている。それが全て。

 

こんな私の考え方、感覚を確立させてくれたのは、藤ヶ谷くん、確実にあなた。たぶん藤ヶ谷くんの存在を知ることができなかったら、ジャニヲタやめれたんじゃないかなって思う。そういえばジャニーズ好きだったなあ〜〜くらいに今頃なってたかもしれない。それはジャニーズがなぜ好きなのか、なぜ惹かれているのかイマイチ自分の中に落とし込んでなかったら、という例えばの話。

でも、藤ヶ谷くんの魅力に触れて、惹かれて、なんでこんなにすごいんだろうって思わされたから、改めてジャニーズアイドルの素晴らしさを感じ、捉え直すことができたのではないか、そう思う。ジャニヲタやってて苦しくて、やめたい、やめさせてくれって思ってた時期ももちろんあるけれど、今はジャニヲタやってることの強みを自分で感じてるし、だから日常生活頑張ることができている面も多々あると思っている。

 

藤ヶ谷くん、私にとってあなたとの出会いは奇跡という名の運命なのかもしれない。

少なくとも今はそんな感覚があります。

尊敬してますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも勝手に応援させてください。