幻と現のあいだ

現実見てないわけじゃない。だから夢も見ていたい。

藤ヶ谷くん29歳のお誕生日おめでとうございました。〜私が貴方を担当とした経過と理由〜

2016年6月25日。この日はジャニーズ事務所所属、アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーである藤ヶ谷太輔くんの29回目のお誕生日であった。めでたい。どうか、29歳、20代最後の1年間、がむしゃらに駆け抜けて欲しいし、自身の興味あること、関心の深いことを極めて欲しい。自分のアイドル道を切り拓いていって欲しいと、強く強く願っている。

Kis-My-Ft2のメンバーの中で、北山宏光くん、横尾渉くんが30歳を迎えており、自分が思っているよりもすんなり受け入れられているように感じているが、自担の30歳の瞬間はいったいどんな感覚なのか、想像がつかなくてふわふわした感覚になる。きっと、30代男性としての色気がプラスされて、妖艶さが増してることは確かだと思う。

 

今日は、藤ヶ谷くんが30歳になる前の心の準備第一弾として、藤ヶ谷くんを担当とした経緯や、藤ヶ谷くんについてどう考えているのか、自己満足の範囲だが書き記しておこうと思う。

 

 

私が藤ヶ谷くんの存在を知ったのは中学1年生の頃である。当時はいわゆるジャニヲタ街道を歩み始めたばかりで、Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんを担当としていて間もない頃であった。某放送局のジャニーズJr.の番組を拝見するようになり、そこでKis-My-Ft2を初めて見た。

「なにこの人たち、チャラいな…よくわからん…でも藤ヶ谷って人はなんかいいかも。」

これが私の正直な感想である。当時はまだ私自身が若すぎて、見た目やぱっと見での判断が今にも増して浅はかであったし、割と真面目な中学校生活を送っていたため、チャラチャラした感じはまあ苦手だった。

何より、私の好きな顔の系統は中島裕翔裕翔くんをはじめ、ABC-Zの戸塚祥太くん、NEWSの加藤シゲアキくん、SnowManの阿部亮平くん、といった割と目元ぱっちりで色が白目、どちらかといえば濃いめの王道イケメンであるはずだった(表現に関しては大目に見ていただきたい)。

藤ヶ谷くんは私の好きなタイプとは異なっていた。それなのに、どうして藤ヶ谷くんがキスマイの中では一番いい、と思ったかわからない。今でも本当に不思議だ。

 

それからは、たまに番組を見て、藤ヶ谷くんを見ることがあった。そしてなんだかかっこいいような気がした。そんな私は、なんと、初めて行ったジャニーズショップで中島裕翔くんやHey!Say!JUMP以外に藤ヶ谷くんのソロ写真も買ってしまった。今でもよっぽどのことがないと(例えば去年の滝沢歌舞伎シンガポール公演の時の男を感じさせる北山くんの写真を見て衝撃が走ったときは例外、って他のアイドル買うこと結局あるんかい…ノリツッコミ…)、担当以外の写真はほとんど買わないこのどケチかつ盲目な私が、藤ヶ谷くんのフォトを買ったのは奇跡に近いことだ。

 

中学3年の冬、キスマイが地元にやってきた。ホール会場でのコンサートだった。 私はチケットの入手こそままならなかったが、当時八乙女光くんを担当していた友達とグッズだけでも買いたくて足を運んだ。結局会場の中でしかグッズを買うことができず、泣く泣く会場の外にいる様々なコスチュームのお姉さんたちをすごいなあという眼差しで見つめていた。(なんとなくこの光景お分かりいただけると信じている)

 

そんなこんなで私は高校生となり、なんとなくHey!Say!JUMPから心が離れ、嵐のコンサートに足を運んでそのエンターテイメント性にびっくりさせられていた頃、キスマイのデビューが決定した。びっくりした。とうとうこの時が来たんだな、すごいな、7人よく耐えたな、という思いが発生した。そして藤ヶ谷くんは前髪を切った。短髪にした。ますます衝撃だった。一般ウケは確実にいいだろうし、私自身も胸のときめきを感じた。前髪藤ヶ谷くんもいいけど、美男ですねのときのビジュアルもまたかなりの好みだった。藤ヶ谷くんすごいじゃん、やるじゃん、かっこいいじゃんってなった。ゴリゴリのエ○ベサウンドであるEverybodyGoを聴き、デビューするってこういうことなのか、って思った。なんとなく、7人がデビューに向けて体制を整えているように感じた。

 

だんだんキスマイが気になり始め、高校3年生となった。ある日、同じようにキスマイが気になり始めた友達が現れた。彼女はもともとバンドが好きなサブカル系女子だった。ジャニーズとは縁もゆかりもないタイプ。それなのにある時、告げられた。

「ねえ、最近キスマイ好きなんだよね」

え?今なんて?なんて言ったの?

私は動揺したと同時にキスマイへの想いに一気に拍車をかけた。受験生なのにキスマイの出ている番組をチェックしていた。当時は単発番組だったキスブサを見て高まった。

 

その友達が買っていたKis-My-MintツアーのDVDを見た時、私にはまるで電気が走ったかのような感覚があった。藤ヶ谷くんのソロ、Lovemeee。彼はテディベアを抱っこし、被っているハットを取ったり、また被ったり、ベッドの上に横たわって、ベッドごと宙に浮いたり、今考えるとなんで?どうして?何があってるの?と困惑と理解不能感が生じてもおかしくなかったと思う。でも、当時の私はこうとしか思えなかった。

「この人、すごい。」と。

別に舞台演出の勉強なんてしたことないし、歌もダンスも素人だからなにがすごいって的確に捉えてるわけではない。でも、あのソロ曲の中で藤ヶ谷くんは藤ヶ谷くんそのものであり、自分自身を最大限に発揮し、心を鷲掴みにしていった感覚があった。そのパフォーマンスひとつひとつがキラキラしていて、胸がいっぱいになって、あ、私この人が好きだ、って思った。その時、私はすでに藤ヶ谷担だった。

 

そんなこんなで大学受験を終え、大学1年の夏、初めて藤ヶ谷くんに会えた。Goodいくぜ!の福岡公演。藤ヶ谷くんは本当に顎がシャープでなんとも言えない華奢なお身体で、表情一つ一つが全部愛おしくて、最初から最後まで目が離せなかった。

私はこれまで遠くの自担より近くの他担方針でジャニーズのコンサートを見てきた。それが私の中で自然であって、当初から当たり前であった。でもそれを藤ヶ谷くんは自然と、かつ、必然的に私の習慣を変えた。そしてソロ曲であるxLunaSxはとても麗しく、繊細であって瞬いていた。私は息ができなかった。いや、そりゃ、息してなかったら今生きてないしこうしてジャニヲタやってないけど、でも本当に息できないくらいだったんだ。タキシードとウェディングドレスをマリアージュした衣装も、流れるような、でも点も感じさせるようなダンスも、バックについてるJrとの一体感も、楽曲そのものも、全てが私の全身を震えさせた。

 

 

藤ヶ谷くんの表現する世界にはいわゆる癖があるのかなあと思う。それがドンピシャに当てはまる人、苦手に思ってしまう人、別れてしまうんじゃないかな?と。なんだろう、パクチーとか、青カビのチーズとか、そういう感じ?こんなこと言ったら私は藤ヶ谷くんに嫌われるのではないか、という不安もあるが、私は藤ヶ谷くんの創造するパフォーマンス、世界観にそれを感じている。でも、私は好きなんだ、それが。どんどん魅せて欲しいって強く願ってる。ひたすらに溺れさせて欲しいとさえ思う。藤ヶ谷くんのあの世界観をいつまでも見ていたいのはもちろんだが、こちらの予想の範疇を超えて、藤ヶ谷太輔ってこういう魅力も兼ね備えてます、っていうのを常に提供していただけたら幸い。万人受けするわけじゃないけど、彼がするからこそ成り立ってる。そしてそれが本当に好き。素晴らしいです藤ヶ谷さん。尊敬します。あなたの大きな強みのひとつだと私は考えているのだ。

 

藤ヶ谷くんの魅力なんて言語での表現に限界があると思うし、大好きだと思う点なんてありすぎて困っていて、心臓がいくつあっても足りないくらいキュンとしたり、切なくなったり、満たされすぎてよくわからなくなったりするが、強いて書きあらわすとしたら、例えばこういうことなのではないだろうか。

 

・高温で伸びる歌声とラジオ等々で聴ける低いウィスパーボイスといった声

・突如として現れる溢れんばかりの可愛い笑顔、大きくリアクションをとって大笑いする姿、そして笑うときに動く喉仏・見ているとうっとりしすぎてもはや噛みつきたくなってしまう鼻
・番組やコンサートで見られる男を感じさせ、連れ去ってほしい、と切に願わせてしまう、強い眼差し、目線、光線

・上品で美しいご飯の食べ方とその時についつい食べ物をお迎えしちゃう舌遣い

・芸術的すぎるくらいくっきりしてる鎖骨
・女性らしい本当に美しい隠しきれない体の曲線美・自身がわがまま姫だからこそ脳内に構築されている思考回路により繰り広げられるジェントルマン精神とその行動
・一般人が考えてたら変人かもしれないものの、彼だからこそファンに受け止められている魅惑的な独自の世界観とその遂行能力

・流動的で首の傾きや指の先、ステップの優雅さが生かされているダン
・どっからそんなに生産されてるかわからないけど確かに存在するフェロモン

・努力や鍛錬を惜しまないこと、そしてそれをファンに押し付けがましく示さない流儀

 

他にもたくさんあると思う。ヲタク、ファンの数だけ、彼についての捉え方があると思う。十人十色、百人百色、つまりは1ヲタク1捉え方なわけだ。でも、とりあえず今頑張って書くと私は上記のようになった。ただの自己満足であることはご了承いただきたい。

 

 

私は藤ヶ谷くんを担当するようになってから、ジャニーズアイドルの魅力や、ジャニーズアイドルに求めることが少し変わった、というか確立したように思っている。ジャニヲタになりたての中学生の時、中島裕翔くんを自担として応援してた時も、高校生の初め頃に嵐さんのエンターテイメントに影響を受け、特に大野智くんを応援してた時も、この人のこと大好きだと思っていて、担当していたけど、ただかっこいい、という感情が特に発生していただけで、そう好きなのか、なぜ惹かれたのか、言語化するには至っていなかった。

そんな私が今、自担や好きなアイドルを応援し続けたい理由となっているところを、今日本語でざっと言うとこんな感じだと思う。

 

顔がかっこいいから、整っているからというだけではないアイドル要素(歌やダンス、演出といったパフォーマンス能力、その人らしさを感じられる人間味のある言動・表情・苦手分野とそれに挑戦する姿、ひたむきに頑張っている姿勢の表れなど)を魅せてくれるから。

 

私はこれを見たくて、感じたくて、ジャニーズアイドルの出演する番組を見たり、雑誌等のインタビューを読んだり、現場に足を運びたい。それが至福の時であり、エネルギーの源であり、人生の娯楽になっている。生活の質(Quality Of Life:QOL)の向上に大きく関わっているのだ。だから、今日もヲタクでいる。藤ヶ谷くんを担当させてもらっている。それが全て。

 

こんな私の考え方、感覚を確立させてくれたのは、藤ヶ谷くん、確実にあなた。たぶん藤ヶ谷くんの存在を知ることができなかったら、ジャニヲタやめれたんじゃないかなって思う。そういえばジャニーズ好きだったなあ〜〜くらいに今頃なってたかもしれない。それはジャニーズがなぜ好きなのか、なぜ惹かれているのかイマイチ自分の中に落とし込んでなかったら、という例えばの話。

でも、藤ヶ谷くんの魅力に触れて、惹かれて、なんでこんなにすごいんだろうって思わされたから、改めてジャニーズアイドルの素晴らしさを感じ、捉え直すことができたのではないか、そう思う。ジャニヲタやってて苦しくて、やめたい、やめさせてくれって思ってた時期ももちろんあるけれど、今はジャニヲタやってることの強みを自分で感じてるし、だから日常生活頑張ることができている面も多々あると思っている。

 

藤ヶ谷くん、私にとってあなたとの出会いは奇跡という名の運命なのかもしれない。

少なくとも今はそんな感覚があります。

尊敬してますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも勝手に応援させてください。