幻と現のあいだ

現実見てないわけじゃない。だから夢も見ていたい。

私の高校に界くんはいなかったけど。

注意✇

もしかしたらハニーレモンソーダのネタバレやないか!と思われる方もいるかと思いますので、自己責任での閲覧よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハニーレモンソーダ、見た。

ラウール担に「すのの歌ってる主題歌聴きに行こう」と誘い出され、阿部くん出てないし関係ないかと思ってたもののオタク特有のフッ軽発動して行ってきた。

 

 

…結果、なんか心が浄化された気がした。

 

映画を見た後、余韻がすごくて思わず原作に手をだした。

そこで思ったのは原作マンガの名シーンを尊重した、丁寧にディテールを拾った脚本なんだな、ということだった。

詳しい解説ができるほど映画製作等に関する知識があるわけじゃない、ただ映画を見て、原作を読んだものとして、そう思った。

 

 

残念ながら成人式を経て、社会人になって、税金や年金や保険料を納めて、こうして大人になってしまった私はすっかり忘れている、純粋な感覚、人を信じたり、好きになったり、この人の力になりたいと思ったり、そんな登場人物の真っ直ぐな気持ちが、いやらしさやわざとらしさがなく、くり貫かれているように感じた。

主人公の羽花ちゃんも、界くんも、他のみんなも、いいやつなの。それが映画でも漫画でも変わらない。

 

あと界くんに関しては考えが大人すぎる。心を閉ざしかけている自己肯定感の低い子にあんな素敵な言葉かけることができる人、いない。誰のことも否定せず、暗闇に一筋の光を差してくれるような、そんなことを言ってくれる。無理やり暗くしている部屋に電気をつけて荒療治させる、みたいな感じじゃない。

私自身、正直ヤンキー的な人苦手で、見た目からして金髪で俺様っぽい界くんハマんないと思ってたのに、実際蓋を開けたらヤンキー的お面をかぶった王子様だったなんて…

やられた。

実際にあんな高校生きっといない。いろんな経験を重ねた大人であっても、あんな個人を尊重した言葉かけできない。界くんスーパースター過ぎませんか。少なくとも私の通っていた高校には全くいないかった。

 

そんな、浮世離れしたというか、実際には存在していないかもしれないまぶしさの中でも、あ、高校生いいな、と思わせてくるんですね、この映画。

 

大人になってしまったからこそ感じる、純粋さの世界、少女漫画のドリームワールドが詰まっていて、日常を忘れられるような感覚というか。(まあ私は見終わってこれと同時に自分が今生きている世界の世知辛さと虚しさをひしひしと感じて逆にしんどいとも思ったけど)(余談中の余談)

 

 

 

 

異質で、カリスマ性があって、ちょっとまわりとは違う雰囲気を醸しつつ、王道プリンスの性質を持つ、私の知る中では唯一無二のヒーロー、三浦界くん。

これは絶対役作り大変だし、原作のあるプレッシャーもあったと思う。それに打ち勝つラウールすごいんじゃないか、と素直に思った。17歳でこれできるんだ…これ数年後もっと弾けちゃうかもしれないってこと?

そう思うと一視聴者としてラウールの成長が楽しみになった。

 

共演者である他の俳優さん・女優さんたちが、座長かつ最年少のラウールが仕事を、現場を楽しく思えるようにしたいと現場づくりをしてくださったと舞台挨拶のパブリックビューイングで知って、胸が熱くなった。共演者にも恵まれて、本当にいい現場だったろうなってことが伝わった。ラウールがそんな素敵なお仕事に携わったことも、なんだか嬉しいよ勝手に。

 

そんなこんなで、私とラウールの雪解けのきっかけになりました。(勝手にずっと氷河期だった)(ラウちゃん阿部くんとも仲良くしてね)

 

 

あとはね、やっぱメンバーが主演している映画の主題歌を歌う、って構図がデビュー感すごいなと改めて。モンペ発動しているかもだけど、映画の世界観と非常にマッチした楽曲なんだなって思えた。感慨深い。

 

約1年前、映画の話を聞いたときは、ジャニーズあるあるな展開だなと思ってしまって、勝手にどうぞ、とさえ思ってしまったけど、ラウールがキャスティングされて、主題歌をSnow Manが歌って、よかった。

 

今後もこんな素敵な作品にSnow Manが関われますように。