幻と現のあいだ

現実見てないわけじゃない。だから夢も見ていたい。

新型コロナウィルスの影響で失われかけた活力を取り戻した話

 

 

皆さん、日々お疲れ様です。

在宅勤務をされてる方も、職場に行くことを余儀なくされている方も、やむなく休業されている方も…あらゆる事情の方がいらっしゃると思います。イレギュラー続きでしんどいですね。

 

かくゆう私は4月から働く部署が変わったこともあり、外出自粛も相まっておうち時間が増えたこの際色々やってみたいなって思ってました。

 

が、

 

取りたい資格の勉強も、今年の試験は中止されるかもしれないと思ったらモチベーションが上がらない。

映画やドラマを見ようかな、と思っても、これ!という作品がないから進まないし、テレビ画面をずっと見続けることがだんだん苦痛になってしまう。

マンガもアニメもゲームもそもそもそこまでハマったことがなくていまいち気が乗らない。

本も中学生までは読んでいたけどすっかり読書癖が抜けていて何から読んだらいいの?話題の小説?自己啓発本

 

唯一趣味は何かと答えるなら(ジャニーズは除くと)美味しいものを食べたり、美味しいお酒を楽しんだりすることかなって思うんですけど…

自炊も以前より格段にするようになったけど、一人だからだんだん飽きてくるというか…自分のためだけに作るってなかなかに難しいなと。美味しく作れたらもちろん嬉しいんですけどね。

お酒飲むにも自分で作ったおつまみはだんだん味気なくなるしお酒の種類も限られてきて。

 

気づいたんです。私、思ったより外で暮らしていたしそれを選んでいたんだなって。

 

ヲタクの友人然り、プライベートも含め、誘ってもらったり、逆に自分から誘ったりして出かけていたことに自覚はありました。それが楽しかったし。だからといって、この日なんも予定ないから誰か誘わなきゃ!ってタイプでもなくて。一人でゆっくりする時間も欲しいと思っていました。むしろ一人でいることが割と好きだとも思ってました。一人でいる時間の比率が多くても大丈夫な人間だと。

でもそうじゃなかった。

 

想像以上に周りと共有していた時間が私という人間の中でとても大きな意味をもたらしていたんだなと思いました。

そんなことに今更気づくなんて情けなさもあるけど、それだけ周囲の方に恵まれているということだとも感じています。

 

早く、みんなで集まれるようになりたい、そして現場に行けるようになりたい、そう思う日々です。

 

 

 

私は看護師です。職業柄、そして勤めている職場の特性もあり、新型コロナウィルスは私にとって本当に身近なところまで来ています。刻一刻と医療崩壊が近づいていることも実感しています。

当初はしっかり為すべきを成せば大丈夫と思っていました。具体的には手洗い、消毒、密集・密接・密閉を避ける…元々は風邪の原因になるようなウィルスの変形なんだから、それさえやって各々自己防衛できればそのうち収束しやがて終息すると。でもどうやらそうではない。世界中の医療者や関係者が総力を挙げて臨床に携わり、研究を進め、対策を講じても追いつけない現実。

ある時かなりナーバスになってしまって。このまま私たち医療者はどうなってしまうのだろう、この危機を抜け出せるのか、と。

その時期はちょうどSnow Manの新曲が主題歌になっているアニメの初回放送があったくらいで。正直それをチェックしたり喜ぶことができませんでした。前の自分だったらそれが気分を晴らしてくれたり、頑張る活力の源になっていたはずなのに。TwitterのTLと自分の心境のギャップがきつく、悲しくなりました。あんなに元気をもらっていたものでさえ、受け付けなくなってしまっていることに愕然としました。

 

ジャニヲタとしての12年にもしかしたら終止符を打つかもしれない、そう思っていたある日、Weiboを久々開きました。風の噂で可愛い阿部くんの写真が載ってるって聞いて。その時は自然と見てみようかなという気持ちになって。そしたらそのすぐ下に話題の手洗い動画がありました。動画を見るにも気力が必要でチェックできていなかった私。クリックするとそこに映っていたのは私が知っている阿部くんでした。常にアイドルとしての気持ちを忘れていない、そのことが見て取るようにわかるステージ上と一緒の阿部くん。あの時(*1)、私が心を奪われた阿部亮平くんそのものだった。あ、私この人のこと好きだ、っていう気持ちが自然と溢れてきて、元気づけられました。ジャニーズってすごい。アイドルってすごい。

 

何が言いたいかというと、こんな状況でもエンターテイメントは力を持つんだなってことです。今までのように現場があるわけじゃない、発売される円盤やメディア露出にも限界がある。今まで通りとはもちろんいかないし、寂しさや虚無感はあるけど、それでも形を変えて暗い気持ちに光を差してくれた阿部亮平くん、Snow Man、ジャニーズにとても感謝しています。

 

 

それ以外にも、ジャニーズ事務所が医療資材を提供してくださる話…本当にありがたいです。私の勤務先にそれが来ないとしても、どこかの医療機関にそれが届けられるということだけで、医療者が安全な環境で診療に当たることができる、対応ができる。すごく大きな意味があると私は思います。

今、JIN-仁-の再放送してるんですよ。私好きで当時も今も見ているんですけど、現代医療では治療法が確立していても江戸時代だから道具がなくて診療が難しかったり、治療に難航するんですよね。それが今の新型コロナウィルスへの対応にも通じるものがあって、余計に心が揺さぶられます。状況は違えど、医療資材が充足していることで、医療者自身の感染や感染の媒介者になることなく、安全を保持できる。

ジャニーズ事務所だけじゃなく、様々な企業が、この危機を乗り越えようと力を結集させようとしていることは大きく報道されることがまだ少ないかもしれないけど、一医療者として感謝の意を表したいです。

 

 

 

週明けから、元の部署に一時的に戻ることになりました。最前線の現場で不安がないなんて言えない、でも私は日常を取り戻すために微力ながら頑張ろうと考えています。

 

もしかしたらまたジャニーズを心から楽しめなくなるタイミングが来るかもしれない。でも今回みたいにそんなときでも元気をもらえるかもしれない。自分勝手にも思えるけど、私は阿部亮平君が好きで、Snow Manが好きで、ジャニーズが好きで良かった!

 

 

 

 

 

*1:2016年の少年たち危機一髪の時。私が阿部担になったきっかけです。詳細はこちら。

mimit.hatenablog.com